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JKA補助事業: 研究補助

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補助事業番号

2023M-255
補助事業名

2023年度 ゲル材料を用いた自己形成光接続とフレキシブル高速光データ 伝送への展開 補助事業
補助事業者名

杉原 興浩
研究の概要

 本事業においては、可動なマルチモード光ファイバリンクの実用に幅広く適用可能なフレキシブル自動光接続技術を構築し、簡便低損失かつフレキシビリティを提案実証する。具体的には以下の2項目からなる。

(1) フレキシブル自己形成接続のためのゲル材料(コア・クラッド)の仕様策定と基礎光物性評価による選定 光硬化性アクリル系混合樹脂で、ゲル状態が得られる混合比範囲にて、コア径50 μmでの自己形成光導波路成長と接続条件を探索する。樹脂の共重合比変化で屈折率制御を行い、条件探索から、全固体自己形成光導波路実験に供する材料を選定する。

(2) 自己形成光導波路成長と光接続実証および振動評価 選定したコア・クラッド材料を用いて、高速車載光通信で使用される波長850 nmの光で、コア径50 μmの分布屈折率(GI)型光ファイバから自己形成光導波路を成長させる。また、未硬化樹脂を洗浄後、クラッド樹脂でコア部をカバーし、UV光で重合を行なって全固体自己形成光導波路を実現する。双方向光照射によって全固体自己形成光接続を実現するとともに、その接続損失測定および軸ズレ変位によるフレキシビリティの確認、そして車載環境に適用する振動試験を実施する。

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