カリキュラムの特色

1.基礎光学,応用光学,感性画像工学の3つの科目群による構成

先端光工学専攻は,機械・電気電子・応用化学・情報工学など光学以外の幅広い学部学科からの進学者で構成されています。そのため,2年間で光工学に関する基礎から応用までを体系的に修得できるようにカリキュラム編成を行っています。

基礎光学科目群:幾何光学や波動光学など、現在ほとんどの工学系学部からなくなってしまった科目に加え,実験や企業見学、企業からの客員教員による講義も取り入れた実践的基礎科目群です。

応用光学科目群:通信・バイオロジー・メカトロニクス・材料など様々な学問分野と光学を結びつける科目をおき、光学が幅広い分野でどのように活用され,応用されているかの理解と知識を深める講義を提供する科目群です。

感性画像工学科目群:人間と光学技術の最もわかりやすい接点である画像表示技術に関する科目からなります。視覚光学からディスプレイ技術,そして本学の強みである感性情報学までカバーする科目群です。

2.国際的に通用する高度な専門知識が修得できるカリキュラム構成

アリゾナ大学光科学部が実施している遠隔地の受講生用講義(ディスタンス・ラーニング)を本専攻科目として位置づけています。英語で実施されるこの遠隔講義を受講し,課題に取り組むことでグローバルで実践的な光工学技術者としての素養を身につけることができます。

3.オプティクス教育研究センターとの協力体制による実践的光学教育

本専攻の教員が兼任するオプティクス教育研究センターは,とちぎ光産業振興協議会や光融合技術イノベーションセンターを通じて県内外の光学関連企業との協力事業や,地域の高等学校との連携を行っています。オプティクス教育研究センターで実施している様々な事業や活動、そして社会と直結した内容を含む本専攻の講義を通して,光学と社会との関わりを実体的,実践的に学ぶことができる機会を提供しています。